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2025.04.16 Wednesday 高2のカキくんの作文です。高2の4月2週目の課題は「対人関係を煩わしいと感じるようになった今の社会は問題だ」。課題の意見を取り巻く状況を書き、なぜそのような社会になったのか原因を考えます。原因の裏付けとなる実例も書きます。 では、カキくん、お願いします。 「はーい」
対人関係を煩わしいと感じるようになった今の社会は問題だ 高2 カキ
夜の人工光線の中でもサングラスを外さない人がいて、彼に言わせると「サングラスを取ると着ているものを脱いで裸にされたようで恥ずかしい」のだそうである。どうやらサングラスの「隠れ蓑」としての役割はまだ残っていて、それが一般的に利用されているのであろう。もしかしたら、周囲の人々の「隠れているな」という関心をひかなくなった分、よりさりげなく隠れることができるようになったのかもしれない。これは、それだけ人々が慎み深くなったというより、むしろ対人関係のそうしたわずらわしさに疲れたことを表しているのではないだろうか。もしかしたら、我々にとってほかの人間はサングラスなしで対面するにはあまりに刺激が強すぎるものになりつつあるのかもしれない。対人関係を煩わしいと感じるようになった今の社会は問題だ。
第一に考えられる原因は実際に対面することのないバーチャルな世界での対話が実現したことだ。三日前に進級に伴ってクラス替えがあった。やはり初対面の人間との会話というのは緊張するし、気疲れもしやすい。なぜなら相手のコミュニケーションのリズムを瞬時に把握するのは非常に困難な行為だからだ。それに対して、Line等のSNSはそのような「瞬間の理解・判断」を必要としない。相手の言葉に対し、どのように返答すれば理想的な人間関係を築いていくことが可能か考える時間的余裕が生まれる。このような理由からSNSといったバーチャルな世界での対話が増え、相対的に対面での会話を進んでしたいと思う人が減ったのだろう。
第二の原因としては人々の住まい方が変化したことだ。かつての日本人は家族間でのつながりが非常に強かった。サザエさんのような三世代住宅も珍しくなかった。しかし、現実では核家族としての住まい方が主流となり、離婚や死別によって一人暮らしになる人が増加した。また、学校や会社に近い住居を求めて一人暮らしを選ぶ若者もいる。このように、孤立化の生活形態が進んだ現代社会の中では他人との言葉による接触に対する抵抗感が生まれても不思議ではないだろう。
確かに集団の中で生きていると同調圧力に負けずに自分らしくあるのは難しい。その点では対人関係は煩わしい。しかし、それを避け続けて孤独に生きることはもっと難しい。気楽に生きるためにはまず自分がどんな人間かを理解しなければならない。他者との対話は自分を知る最高の手段となり得るだろう。 |
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