作文教室(柏の葉公園教室)の子どもたちの清書作文です。読みやすいようひらがなを漢字に変えてあります。
ふりがなをつけるにはひらがなめがねで。


2016年8月
小2 アナキン
小2 りゅう
小2 ほこりかすジャンプ
小3 おやま小
小4 レゴマスター
小4 菜の花
小4 えっくん
小6 栄花直樹
高2 ビーチサンダル


回転ずし 小2 アナキン

  お母さんとお姉ちゃんたちと回転ずしに行きました。そして回転ずし屋の中に入ったらすぐに呼ばれました。まるで朝早く来たみたいです。
  座ってさっそく食べました。まぐろやサーモンを食べました。10皿ぐらい食べました。デザートは食べませんでした。どうしてかというと食べたいものがなかったからです。どうして回転ずしが好きなのかと言うと寿司がいくらでも食べられるからです。もしも、おもちゃやプラモデルが買える回転ずしがあったらいいなあと思いました。


ヘビ 小2 りゅう

  ぼくは8月13日に柏の葉公園センターの前の草のところで、ヘビを見つけました。前も柏の葉公園センターの前でヘビを見つけたことがあります。今日見つけたヘビは黒色で、前見つけたヘビは目が赤くてまるで血のような色でした。

  前見つけたヘビと今日見つけたヘビを対決させたらどっちが勝つか分からないので対決を一度見てみたいです。こんどはどんなヘビが見つけられるか楽しみです。今度はいろんな毒を持ったヘビも見てみたいです。


海のハンター展 小2 文豪

  ぼくは海のハンター展に行きました。どうして行ったかというと、ぼくがサメに興味がすごくあるので、パパが応募して当たったからです。
  中に入るとサメの映像や昔のサメの仲間の歯や化石が展示されてました。中でもいちばん驚いたものはムカシオオホホジロザメです。体長が約10mもあり大人の掌ぐらいの大きさです。かむ力がティラノサウルスの3倍以上あります。   順路どおりに進んでみるとぼくのお気に入りのサメ、ホホジロザメの液体標本が展示されていました。予想ではもう少し大きいと思っていましたが、実際は少し小さいと思いました。初めてホオジロザメの液体標本を見たので喜びました。ホホジロザメの鼻先にはロレンチーニ器官があって、電気を感じ取る穴は図鑑で見ましたが、実物に見たのでどんな感じなもののなのかが分かりました。
  歯の種類なども載っていてその中に「押さえる歯、刺す歯、切る歯」がありました。ぼくはネコザメのつぶす歯も知っていましたがそこには載っていませんでした。
  深海のサメ、ラブカやテングザメの標本も載っていました。テングザメがあごを伸ばして獲物をとるところが見れました。あごを伸ばすときヤゴが獲物をとるとき出す下唇のようでした。ラブカは細長いのでサメには見えませんが、実はサメです。押さえる歯を持っていて、深海魚を食べます。
  次の順路に進んでみるとハチワレというサメがこの中でお気に入りでした。理由は長いくびれを使って魚を叩き気絶させて食べるところが、よく考えて狩りをしているなあと思うからです。
  上の階行くと描いたサメが画像に出るコーナーで遊びました。ぼくは落書きされたホホジロザメ、弟が血だらけシュモクザメ、パパがつくばエクスプレスのマークが入ったホホジロザメを描きました。どこかにいろんな人のサメが映されていましたが自分が描いたサメばっかり見ていました。お土産屋さんのガシャポンでぼくはサメの歯キーホルダーを買って、弟は記念メダルを買いました。楽しい1日になってよかったです。


テニスのがっしゅく 小3 おやま小

  8月17日から8月21日までテニスの合宿に行きました。6時30分に集合でバスに乗りました。バスの中ではトランプやジャンケンをしたり、お菓子を食べたりして12時30分ぐらいにつき、それから部屋の鍵をもらいあとTシャツももらい部屋へ行きました。ぼくの部屋は201号室でした。いちばん楽しかったことは、テニスと山登りです。
  山登りに浅間山に行きました。30分ぐらい登り、頂上でカップヌードルを食べて楽しかったです。テニスでは二時間ぐらいやってラリーや試合をしました。ラリーでは2球失敗したら交代とか、試合では1セットマッチとかしました。合宿をこうし君という友だちが盛り上げてくれたので良かったです。もしこうし君がいなかったら、ちょっとは盛り上がっていなかったでしょう。山登りのカップラーメンやテニスの試合やラリー、とても楽しかったです。また行きたいと思いました。


レゴ戦車  小4 レゴマスター(アメリカ)

  ぼくは新しいレゴセットを買いました。戦車です。903ピースで、1週間前、ターゲットで買いました。ぼくはレゴマガジンを見ました。そして買いたくなりました。1人で作りました。作るのが楽しかったです。説明書を見ながら作りました。壊してもう1回作りました。ぼくのお気に入りの部分は押したらミサイルを打つピースです。今日、本屋さんに行ったとき、レゴを見たのでもっと買いたくなりました。


つまみぐい 小4 菜の花

「ソース取って!」
今は夕方の5時、今日の夜ごはんはおばあちゃん家で食べます。今日はハムカツです。おばあちゃんに言われて冷蔵庫を開けると、私と妹の大好きな漬物がたくさんありました。おいしそう、と漬物を眺めてしました。するとおばあちゃんが
「ソースまだ? あと漬物机に出して」 と少し笑いながら私を見ました。私は急いでソースをおばあちゃんに渡し、漬物を出しました。今日の漬物はおばあちゃんちで漬けたきゅうりと長野県の白馬に旅行したときおみやげに買った長いものわさび漬けです。ふたつとも私の好きな漬物です。そこで私はよし!つまみ食いをしよう、と思いました。でも、わさび漬けは妹が大好きだから少し食べただけで気づかれてしまいます。だから、今日はきゅうりをつまみ食いすることにしました。私はおばあちゃんがハムを揚げているのを確認して机に置いてある漬物をサッと取りました。まるでスパイになった気分でした。もう一つ取ろうとしたその時、妹がおばあちゃんに
「漬物、味見してあげようか」
と言いました。妹はつまみ食いは市内で聞くタイプです。だから私も妹と一緒に食べることにしました。でもおいしいので二人で全部食べてしまいました。だから私と妹はその場から逃げようとすると
「あら、2人で食べちゃったの?」
と言われました。そしたらおばあちゃんが新しい漬物を持ってきてくれました。私がほっとしているとおばあちゃんが
「今日は祐菜たちはつけものはなし!」
と言われてしまいました。つまみ食いは少しにしたいと思います。


合宿に行った 小4 えっくん

「広いなあ」
水泳の合宿で約4時間ほどかけて栃木県まで行きました。そして長水路50メートルプールで泳ぎました。50メートルプールはまるで海のように広かったです。50メートルプールで泳ぐのは初めてなのでこんなに広く感じるんだなと思いました。いつもは25メートルなのに今回はその25メートルが半分までの距離です。今までの25メートルのときは半分で止まって、そこからまた泳ぐというのはほとんどやったことがなかったのですが、合宿では半分で止まらず、いつも泳いでいるのの倍泳ぎました。いつも泳いでいる25メートルではなく、大会でやる50メートルプールで泳げていい機会になったなと思いました。でもそれは外だったので、ものすごく日焼けをしてお母さんに
「黒くなったね。」
と言われました。
  二年前に合宿に行ったときはよく覚えていませんが、50メートルプールで泳いでいないし、今みたいにハードではなかったので、今回の合宿でかなりタイムが上ったなと思いました。そのうえ、練習時間が通常は1時間なのに、合宿では1時間半でそれが5日間に8回あったのですごく疲れました。ふつうは練習が1日1回で多い日で2回だけど、合宿では初日と帰る日以外3日続けて2回あったので、次に200メートルメドレーや50メートルの四種目のタイムを計ったらきっとベストができると思うと楽しみです。合宿で違う人とも知り合えたりして良かったなと思いました。


剣道 小4 栄花直輝(アメリカ)

「足にテープはる?」
お父さんが聞いています。私はこれからマディソンにある体育館で自由稽古をしに行きます。毎年、マディソンで剣道の練習があるのです。日本から西郷先生と山中先生が来るのです。どっちも8段です。山中先生が無段者(1段より下)を教えて斉藤先生が初段以上を教えています。14歳にならないと初段を受けられないので、子どもはだいたいみんな山中先生のところにいました。山中先生と斉藤先生は毎年マディソン郡に来ます。私は今年、初めてです。私の道場から10人くらい来ました。
  私の道場は男の人や男の子ばっかりです。だからマディソンで女の人や女の子がいるか楽しみでした。マディソンでは上手な女の先生は5人くらいいました。私は何人か稽古をお願いしました。女の人は男の人と違って声が高いことが分かりました。面打ちとかも男の人より軽いことが分かりました。男の人は手の打ちがあってももっと力があるので一瞬、痛いです。でも、女の人はあまり痛くありません。女の先生方の名前は伊藤先生、まさこ先生、藤本先生とあと1人、名前を忘れた先生がいます。でも、フェデレーションの会長です。どの人も三段より上の段を持っていて、他の道場の人です。
  キャンプは2日間あります。自由稽古の日に、女の先生と稽古しました。ときどき、地稽古の時、女の人と当たりました。でもあまり竹刀があたりません。あたったら石みたいで1本が決まりません。人間は頑張ればなんでもできるのでいつかは勝てると思います。


現代の日本文化 高2 ビーチサンダル

  今の日本文化は外来文化の取り入れ方が中途半端な折衷文化になっている。私が最も身近に感じる折衷文化の「不自然」は人の服装や髪形にある。日本人は皆、黒い髪で生まれてくるが、最近、大学生以上の人の多くが髪を茶髪や金髪に染めている。西洋人の茶色や金色や赤色の髪がとてもきれいで魅力的なのは分かる。しかし、西洋人の皮膚は少し透明性があって、日本人の肌とは違う気がする。そのため、髪を染めることはあまり日本人には似合わないと思う。日本人は西洋への憧れが強すぎる傾向にある。JPOPも日本語を無理やり詰め込んでいるかんじがして何だかぎこちない曲が多い。また最近回転寿司でよく見かける「ハンバーグ寿司」や「コーン巻き」なども少し下品に感じる。なぜ日本はこんなにも外国の文化を取り入れたがるのか。それは明治時代からの西欧をお手本として追いつけ追い越せを目標としたからだろう。

  対策として日本人は無理をせずに日本の文化を活かすことが大事だと思う。少し前のことだが、JPOPで「海の声」という三味線を使った曲が流行った。この曲では他のJPOPの不自然さがなく、とてもいいなと思った。また、夏祭りで甚平を着ている子供や浴衣を着ている人々を見かけると日本人にはこのような服が似合うのだなと感動した。普段、浴衣や着物を着るのは現実的ではないが、少しでも日本の伝統的な衣服を現代の日本のファッションに取り入れることができれば良いなと思う。

  確かに外来文化を取り入れた文化こそが今の日本であると言えるかもしれない。パスタをお箸で食べたり、畳の部屋にベッドを置いてみたり、これこそが現代の日本なのかもしれない。しかし、これらはただの折衷文化であり、何か根をもつものをもとに発展したものではないので、今の日本の文化は伝統を創造できない軽薄な文化だと言えるだろう。新たな伝統を次世代に継ぐためにも、現代の日本文化を考え直す必要がある。